一杯の聖水をグビっと飲み干し、上着を脱ぎ黄金のメモ帳をポッケに装備し…
いよいよ戦いの場、厨房へとその足をのばしたのであった。(前回末文)
初めてお店の厨房へと入ったおれっちは
「やっべ…どんだけ~!」とか思いながら、ビビってるくせに余裕ぶっこいて
したごしらえをはじめました。
黄金のメモ帳をちら見しながら2人に
「見んな!見んな!」とけん制したが誰も興味ないようだ…。
「サラダ油と~老酒と~豆板醤とぉ~……豆板醤どこじゃい!!」
と一人ごとを言ってると、料理人S氏が冷蔵庫を指さすので
冷蔵庫をあけたら入ってたのでまぜまぜした。やったー
ネギをきり、にんにくを魔神斬り…いやみじん切りにしていると、料理人S氏に
笑われたので「何?!おれ笑われてらー!!」とどぎまぎしていると
midyが
「にんにくのきざみが大きいんだと思うよ。」って教えてくれた。
やさしぃ…midyの胸に飛び込みそうになる気持ちを抑えつつ
料理人S氏に闘志をちょこっと燃やしながら生姜を粉みじんに粉砕。わーい\(・ω・)/
これ以上作る過程を書くと長くなるので省略するー。
と…そんなこんなで3人とも完成!あったかいうちに審査員の元へ
麻婆豆腐を運ぶ…のは料理人S氏。あざーっす!(`・ω・´)!
A:midy B:料理人S氏 C:おれっち
とそれぞれ匿名でABCに分けて食べてもらう。きんちょうするー;;
最中、審査員の反応を盗み聞き…
Aが定番の味だよねーとかB美味しーとか…
やっぱダメかぁ~トカ思ってたら
知的なエロ「C新しぃー!」
街角のピンプ「やべーCあたらしい!」
イケてるメンズ「C…新しい…」
新しいってなんだし!
とか思いながらお皿をちら見すると…おれの全部なくなってらーーーーーー!!!
そうなんです!読者がうすうす感じていた通り!!
おれっち優勝!! \(・ω・)/ \(・ω・)/ \(・ω・)/ \(・ω・)/ \(・ω・)/ \(・ω・)/
しかも1.5倍というハンデをもらっていたのにもかかわらずダントツの26点越ぇーー!!
ぎゃあぁぁぁぁ!!!
嬉しすぎて他のさんぴん共の点数なんて覚えてないーー!!
天才!!技術を超えたセンスで優勝をかっさらったしーーー!!
麻婆豆腐王の称号を得たおれっちは、それまでの低姿勢がウソっぱちのような
イヤミなわらいを30分にわたって店中に響かせたのだった…。
第1話 対決!!麻婆豆腐
終わり~ げらげらげら